住宅本2015秋
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自然を感じ、 暮らしを楽しむ 古いものに敬意を払い、アイデアと工夫でDIY 「まだまだ発展中。することは山ほどあります」 農作業に家畜の世話、大工仕事 自然と向き合う暮らしは タフでなければ続かない  ブルーデニムのオーバーオールにキャスケット帽が赤坂勲さんの作業着の定番。住まいがある姶良郡湧水町川西で、日々、大工仕事に精を出します。  若いころは都会に憧れ、故郷であるこの地を離れて上京。しかし、年齢を重ねるうち、気が付けば郷愁にかられる自分がいました。その後、両親も他界。帰省するたびに、主をなくした家は朽ち、それを見るのもしのびないと帰郷を決心。そして3年前にUターンしました。  現在59歳。広い空、山と田んぼに囲まれた湧水町での暮らしは、4匹のヤギを放牧地に連れていくことから始まります。今春から始めた稲作の、田んぼの様子を見ながら、歩いて5分ほどの竹林に囲 まれたセカンドハウスへ。彼の姿を見て一斉に鳴き声をあげるカモや黒さつま鶏、烏骨鶏に声を掛けながら餌をやり、鳥小屋を掃除するのが朝の日課です。  ひと段落すると、屋内での大工仕事に取り掛かります。約20年、放置されていた家の壁をなおし、窓ガラスの枠を作り、身の回りにある材料を使いながらこつこつと整えてきました。  少しずつ手を加えながら完成間近になった、テーブルが並ぶスペースは、料理教室となる予定。自然豊かな湧水町へ足を運んでくれる人のための場所づくりに励むのが、ライフワークとなっています。

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