住宅本2015秋
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A 51 南北に長い平屋建て。シラスを使用した外壁は劣化しにくいという特長が 落ち着いてゆっくりくつろげる和室 シラスを使用した塗り壁と無垢(むく)床に包まれたリビングダイニング。「ラグは敷かない」と いう生活スタイルのため、一部を畳敷きに 東側の全開放窓は桜島を眺める特等席。庭の紅葉も見える景色に花を添えます 洗面台は既製品を使用し、収納扉のみオリジナルで制作 C ABC D B プランニングコンセプト 1F 桜島を望むリビングを、天井の曲線と 自然の素材が包み込む柔らかな空間 に。リビング、窓辺、ダイニングなど居 心地の良い場所がたくさんある平屋 です。 幸せな家づくり2015 Autumn・Winter 桜島が見える敷地の魅力を 最大限生かした「とっておき」リビング  鹿児島市内の高台に立つTさんのお宅。東側への 視界は遮るものがなく、雄大な桜島を望むことが できます。「初めてこの景色を見たとき、リビングは ここだな、とすぐに決まりました」と話すのは、T邸 を手掛けたハウスリンクの徳田さん。桜島が最もよく 見える建物の南東部を「とっておきの場所」と定め、 外の景色を取り込めるリビングを設けました。  南北に長い平屋建ては、塗り壁の白と木で構成 された端正な表情。屋根はあえて低くし、地面にしっ かりと根を張るような安定感を表現しました。リビ ングに腰掛けて天井に視線を移すと、勾配天井と壁が 交わる部分にアールを付けていることに気付きます。 これは柔らかな空間に仕上げる工夫。くつろぐ家族 を優しく包むような、落ち着きを生んでいます。 「ここのソファでゆっくりするのが1 日でいちばん 好きな時間。畳敷きだから子どもの遊び場にもなっ て、一緒にいる時間が自然と長くなります」とご主人。 南面と東面を囲むL字型のウッドデッキは窓を開放 すると居室の延長となり、窓辺のベンチ収納は外部に 向かって使うこともできます。「ウッドデッキは親戚の 子どもたちに大人気で、この間はシャボン玉で遊んで いました。ベンチは外でバーベキューをするときに 大助かりです」というご夫婦の話から、徳田さんの 言う「とっておきの場所」が現実になっていることが 分かります。 D E E

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