新規ブック
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「テーブルコーディネートでは、装
花も大事な要素です。用意したテー
ブルクロスの雰囲気や器と調和の取
れたものにしましょう。例えば、クロ
スをグリーン系にしたら、生ける花
もグリーンを中心に合わせるといい
ですね。また、器の下に敷く大きな
皿やトレー(盆)と、装花の器の色味
も合わせると、より統一感がでます」
と平野さん。
和の器のコーディネート例では、
透明な三段重に合わせて、メインの
装花も透明感を生かしたガラスの
器に。また、サイドの装花は八角盆
に合わせて、黒漆塗りの小ぶりなコ
ーヒーカップを用いました。
おもてなし料理は、晩春から初夏
をイメージし、「ばらの花寿司」を中
心に、地元の食材を生かした
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品と
しました。「季節を感じる演出で、お
もてなしの心を伝えられるといいで
すね」と平野さん。
装花協力:Fleur de mignon
(フルール・ド・ミニョン)
●材料(2本分):酢飯(米2カップ分・米
酢大さじ4・砂糖大さじ3・塩小さじ1と
1/2)、でんぶ(ピンク)10g、紅しょうが
30g、薄焼き卵2~3枚、ゆでたインゲン
9本、のり2枚
●作り方(1本分)
①酢飯の半量にでんぶを混ぜる
②巻きすに薄焼き卵を置き、❶の酢飯を
散らした上に紅しょうがを散らして巻く
③巻きすにのりを縦長に置き、1/2量の
白い酢飯を一握り分残して平らに広げる
④中心から2、3㎝離れたところに菜箸
で手前に1本、奥に2本溝を作り、塩ゆ
でしたインゲンを置き、中心に❷を置く
⑤巻きすを左右から寄せ合わせ、合わせ
目に残した白い酢飯を載せてしっかり巻
く
⑥❺を8等分に切り、器に盛る
⑦梅酢生姜のバラ仕立て、そら豆のシロ
ップ漬けを添え、薄焼き卵を花びら型に
抜いたいものを散らす
一の重「ばらの花寿司」
「ばらの花寿司」のお弁当仕立て
・鰆の菜種焼き(今回は鮭を使用)
・春雨とワカメのあえもの
・たけのことつわぶきの煮物
二の重の内容
〜テーブルを彩る装花も大事な要素〜
三段重のお弁当仕立てで
和風のおもてなし
わが家の
おもてなし
和のコーディネート
・海老のしんびき揚げ・ とりのつくね
・かぼちゃの煮物 ・なすの南蛮漬け
・黒豚の辛子味噌漬け ・卵焼き
三の重の内容
❷
❹
❺
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