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97 幸せな家づくり2016 Spring・Summer A  鹿児島市街地。車の往来激しい大通りから一筋入る と、意外なほど静かな住宅地です。片流れの屋根に黒 と小豆色の配色がシックな装いのM邸。小ぶりながら 存在感を放っています。  転勤族だったMさん。定年を間近にして、ようやく 念願のわが家を建てました。リビングを2階に配置し、 1階には長年茶道を嗜まれている奥様用の茶室を 設けました。作法にのっとって設えた茶室は凛(りん)と した気品を漂わせています。家全体には、効率的に熱 を取り入れ循環させ、不要な熱は排出する、省エネ空 調システム「そよ換気」を採用。快適な室内環境を作 り出しました。  設計を手掛けたのはKUプランの倉内さん。分離 発注を採用することで、施主の要望に応えるクオリ ティーの高い家づくりを実現しています。家づくりには 建築士のほか大工、左官、内装、電気などおよそ 20 種の 専門職人が携わります。施主がそれぞれの専門職人と 契約を結び、建築士がトータルに監理するというの が分離発注です。コストを抑えると同時に顔の見える 関係を作ることができるので、施主と各専門家との 意思疎通もスムーズに進みます。自分で購入した資材 やアイテムを職人さんに施工してもらうこともでき、 作る楽しさも味わえます。  当初、この 26 坪の敷地の狭さを懸念し別の中古物件 の購入を検討していたMさん夫妻ですが、隅々まで こだわったわが家に大満足。さらにむつまじく充実した セカンドライフが待っています。 26 坪の敷地に ロフトや茶室も設けた ゆとりの住まいを 〝参加型〞の家づくりで実現 B D E 吹き抜けになって開放感いっぱいのリビング。リクライ ニングチェアでくつろぐひとときは至福 網代(あじろ)編みの天井、炉畳、にじり口など作法に のっとって丁寧に造られた「茶室」 広い玄関ホールの奥には可動式棚のある収納スペー スを設けました。上がり框にはめ込んだ間接照明が、茶 室のある家の幽玄な雰囲気を演出 黒に小豆色の塗り壁、ツートンカラーがシックな趣で す。東側に開口部を作ったことで室内からの眺望も抜 群です 森の中のコテージみたいな雰囲気のロフト。LDKとの 繋がりと、窓からの眺めも楽しめます A B C D E □一級建築士事務所登録番号/鹿児島県知事第1-26-112 □取り扱い業務/建築設計監理(住宅・店舗付き住宅・福祉施設・その他)         分離発注によるマネジメント         宅地建物取引(仲介)・リフォーム □取り扱い工法/木造軸組工法         S造・RC造・混構造の建築物 No.19 資料請求 巻末ハガキ KUプラン(ケイユープラン) 一級建築士事務所 代表 倉内 博さん お茶室でくつろぐ奥様、ハン モックに揺られてご機嫌のご 主人。自分たちのお気に入り 空間を形にした喜びが伝わっ てきました。業者さん任せで はない家づくりだったからこ そ、出来上がりの感慨もひとし おです。 From Editor 自然エネルギーをコントロールすることで冷暖房の 効果を得る「そよ風」。その集熱効果を限定的にした、 シンプルな「そよ換気」を採用し、補助的に床下ACを 組み込みました。26坪という狭く見えた敷地のなか に、楽しく暮らせる家ができたと思います。 月に2回開催している「家づくりの新しい注文方法」 セミナーも、ぜひご参加ください。 C

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