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2017 Spring・Summer ■ 幸せな家づくり 126建物に新たな文脈を与えて生まれ変わった光と風の通り抜ける心地よい洗練空間 建物に秘められた可能性を見いだし、独自の世界観を生み出す「古今」のリフォーム。玄関の扉を開けると、まるで別世界に足を踏み入れたよう。普通の賃貸物件で想像する間取りとは大きく違う、独像的な空間がそこにありました。 もともとの部屋は和室のある3DK。浴室前の4畳半が使いにくい印象が強いのか、なかなか借り手がつきませんでした。そこで部屋全体につながりを持たせるという、別の角度からアプローチします。ウッドブロックの印象的な壁にはガラス窓をはめ込み、奥の部屋への戸は光を柔らかく通すスクリーンパネルに。光と風が通り抜けて、開放感あるクリエイティブな空間が生まれました。 さらに、妥協のないディテールへのこだわりと丁寧な仕事が全体に奥行きを醸し出します。下地を剥がし白く塗った天井は、少し無骨なテクスチャー。斜めに組み合わされたヘリンボーンの床は、リズムを刻んでいるよう。壁一面は、元の壁紙を剥がした後に木片入りの塗装下地を張り、ペンキで仕上げて独自の風合いに。 「ネイルやアロマなどの店舗にもいいし、シンプルにこの空間を気に入って借りてくれてもいい。住む人次第でいろんな可能性が広がると思います」と古今の川上さん。暮らすだけで、新しい彩りを添えてくれそうなワクワクするお部屋でした。大胆なレイアウトと繊細なディテールでスタイリッシュな空間にNO.25リフォーム・ リノベーション 要望を確認して一つ一つ対応するというより、部屋の持つ潜在能力を引き出した新しい提案をさせてもらいました。「この内装なら!」と家賃値上げを行っても入居者が決まるような、他にはない付加価値を付けた空間づくりを目指しました。ここがPOINTAfterBefore要所で使われたチャコールグレーの色が全体を引き締めると同時に統一感を。黒でなくこの色を選ぶことで現代的な空間に仕上がっています

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