年間の収支は家計簿にどう繰り入れるの?

 結婚7年目。昨年、中古マンションを購入し、12月に引っ越しました。家電などいろいろな出費が重なり、約60万円使いました。

 左の収支は、無駄使いや突発的な支出がない理想的な場合です。黒字額を貯金に回すのもなかなかできないでいるのが現実。貯蓄分を先に確保しておくのが理想ですが、光熱費など引き落としの時に通帳がマイナスになるかもしれないと考えてしまい、結局先取りはせず、その月に残った額をためるような感じです。

 生命保険の見直しは考えていません。夫が月2万2000円の掛け金で死亡保障3600万円、妻が月2万9000円の掛け金で死亡保障1550万円。これは貯蓄目的でもあります。

 家計簿には、食費、日用品費、医療費(継続治療中)、そのほかと大まかに分けて、月々の収支を記入。ボーナスの収支や貯蓄からの使用分は書いていません。大きな金額の収支については、どのように記入し、どう判断したらいいのでしょうか。

長期的に住宅関係収支をコントロール
ここでは給与以外の年間収支を「年間収支」として別記しています

 マイホーム購入直後は、ローンの支払いや水道光熱費をはじめ、家計支出が大きく変わります。新鮮な気持ちで家計管理に挑戦するといいですね。

 Nさんも、こうありたいなあ、という家計予算を立ててみたようです。ただ、固定資産税や火災保険、地震保険など、支払い時期が来てから慌てる支出もありそう…。

 マイホームノートを付けて、長期的に住宅関係収支をコントロールするといいでしょう。毎月の管理費のうち修繕積立金がいくらか、外壁など大規模補修の予定なども調べて記入しておきます。

 中古住宅の場合は、台所や風呂場など水回りや、冷暖房設備などの修理の発生を考えて、そのための経済的な準備も必要。ローンの繰り上げ返済と併せて検討しましょう。

 貯蓄は、先取り式にすべき。月6万円を財形貯蓄などで積み立ててはいかがですか。光熱費や通信費の自動振替金額に変動はつきもの。赤字の月があっても、年間で黒字になればいいのです。

 そのためには、引き落とし口座に定期預金をセットした総合口座にすればOK。10万円の定期預金をセットすれば、9万円まで当座貸越ができます。普通預金残高がマイナスになったら、節約しなくてはならない、という気持ちが働き、赤字縮減効果が期待できます。

 この「家計簿クリニック」では、給与以外の年間収支(ボーナスや貯蓄の取り崩しによる収支)を「年間収支」として別記しています。N家は、ボーナスから約70万円の貯蓄ができる状況ですね。約80万円のボーナス支出は、給与振込口座とは別の通帳で管理すると、家計がすっきりします。収支の記帳も、給与とは別の色ペンで書きましょう。

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