
老後の住宅ローン返済を少しでも軽くしたい
10年ほど前に、このコーナーで一度アドバイスしていただいたことがあります。ありがとうございました。おかげさまで、念願の中古マンションを、昨年購入することができました。
35年固定金利、ボーナス払いはありません。転職をしたので、これから先、収入増は見込めません。老後、少しでも月々のローン返済が少なくなるように、繰り上げ返済を考えています。
保険は、平成20年に200万円、同21年に学資保険180万円、同22年に500万円(払い込み終了)の満期予定です。
長女は、今のところ看護師を志望しており、家から通学できる看護大学か、看護専門学校への進学を希望しています。おそらく、600万円くらい必要なのではないかと思っています。
平成22年の満期を迎えたら、100万円でも200万円でも返済した方がよいのか、それとも長女の大学卒業までは貯蓄しておいた方がよいのか…。どうするのがベストなのか迷っています。どうぞ、よいアドバイスをお願いします。
利息の負担を軽減するには繰り上げ返済を
1年分の生活費相当額を備蓄しておくと安心です
マイホームの実現、おめでとうございます。次の夢はお子さんの巣立ちですね。すでに教育資金準備も整いつつあり、その計画性と実行力には頭が下がります。
さらに、老後に向けて借金を早く返したい、というお考えにも賛成です。低金利とはいえ、1500万円を35年借りた場合、総返済額は2400万円を超えるからです。
利息の負担を軽減するには、できるだけ早く繰り上げ返済を行うのが効果的。余裕資金があるなら、預金しておくよりも、借金の返済に充てたほうがいいでしょう。
そのためには、2年後の資産状況を確認する必要があります。これから受け取る保険の満期金880万円に、現在の貯蓄残高630万円、それに今後2年間に積み増すことのできる分を加えると、概算で1600万円の金融資産が達成できます。
そこから教育資金予算の600万円を差し引くと、1000万円が残りますが、それをすべて繰り上げ返済に回すわけにはいきません。Iさんの場合は、いざというときに備えて、1年分の生活費相当額の500万円を備蓄しておくと安心です。
したがって、繰り上げ返済に回してもいいお金は、残りの500万円です。2年後のあなたはまだ46歳です。医療保険などにしっかり入った上で、思い切って一度に返済したほうが、利息の節減効果は高いですよ。
繰り上げ返済を実行する場合、・返済期間短縮型、・返済金額軽減型、のどちらかを選ぶことになります。「老後の月々の返済が少なくなるように」というIさんの希望を満たすのは・。でも、ローンの完済時期を早める・を選んだ方が、より安心だと思います。


