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子どもの安全のために、「知らない人とは話さないで」と教える一方、「どんな人にも親切に」と願うのも親心。それでは、外で子どもが知らない人に道を尋ねられたら? また、自分が知らない子どもに話しかけるときは? 大人の揺れる気持ちを、読者アンケートで探り、専門家からアドバイスをもらいました。
※アンケート概要:リビング新聞のウェブサイト「えるこみ」上で、子どもがいる人を対象に、3月10日〜16日実施。回答数372
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Q1:「本当に困っているらしい人から、道が分からないので教えてほしいと聞かれたら、どうすればいいの?」と子どもに聞かれたら?
59.9%と最も多かった「近くの大人を探す」と教える派。理由は「見かけではいい人か悪い人か(子どもには)判断できないから」(世田谷区・村井記代子さん)、「まったく人と話さないと教えるのもどうかと思う」(横浜市・藤田園実さん)という、安全確保と、優しさを教える“折衷案”として選択する人が多数いました。
「その他」を選んだ人にも、折衷案の色が濃く、「その場では教えるが、いっしょに行かない」(国立市・佐藤初美さん)、「逃げられるだけの距離をおいて、口頭で教えるだけにする」(川崎市・広川香緒里さん)など、コミュニケーションをとりつつも、万が一の防衛方法とセットで教えたい人が多いようです。
そのほかは、「できるだけ親切に」という人と、「話さない」はそれぞれ約14%とほぼ同数に分かれました。
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Q2:夕方、1人で公園で遊んでいる子どもがいたら?
「話しかけて帰宅をうながす」44.9%、「特に何もしない」40.1%と、回答が大きく分かれました。
「話しかける」という人は、「もし自分の子どもだったら、ほかの大人にそうしてほしいと思うので」(相模原市・高橋佐恵子さん)、「地域ぐるみで安全確保するためにも」(練馬区・斉坂美雪さん)などが理由。自分の子どもも含め、地域ぐるみで子どもを見守りたいという気持ちが強く見受けられます。
一方、「特に何もしない」という人は、「知っている子ならいいが、知らない子だと逆に怪しい人だと思われそう」(さいたま市・小出さゆりさん)のように、自分が不審者に間違われることを警戒する声が圧倒的。「その他」を選んだ人も、知っているなら声をかけるが、知らないなら、時間や周りの状況で判断する、という回答が目立ちました。
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思いやりを育てる機会は、お母さん・お父さんと一緒のときにたくさんあります
子どもの安全対策は「コレさえやれば大丈夫」という特効薬や正解があるわけではありません。
ただ、「Q1」のケースは、相手との間は手を広げたくらいの距離をとる、近づかなければならない場合は、「大人を呼んできます」と言って、大人に対応してもらうことを教えることはできます。親としては苦しい選択かもしれませんが、ほかでも、思いやりの心を育てるチャンスは、お母さんやお父さんと一緒のときにたくさんある、と考えてはいかがでしょうか。
また、「Q2」では、声をかけるときには、防犯パトロールの腕章などをしていれば余計な疑いをかけられることもないはず。
防犯パトロール活動に参加したり、近所の人たちと顔見知りになっておくなど、地域とのつながりが、こうした場面で生きてきますよ。
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子どもの危険回避研究所所長 横矢真理さん
日本大学芸術学部放送学科卒。平成2年より、主婦の立場を生かした考現学的商品研究とともに、子どもを取り巻く危険や環境に関する研究に携わる。「抗菌防臭靴下についての研究」「子ども用サバイバルスーツの提案」「校内履きを見直す」などの研究で、商品科学研究所他より多数受賞。平成11年より、「親子で生きる力を養う」ためのサイト「子どもの危険回避研究所」を主宰・運営し、子どもに関わる事故・犯罪・暴力・健康・環境などの情報を提供し、生活安全教育の普及をライフワークとしている。
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子どもの危険度回避力をアップさせるには、子どもたちの力で正しい判断ができるようになることも大切。さぁ、どっちが正しいか分かるかな?
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「エレベーターどこに乗る?」
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○ 中を向いて立つ
エレベーターに乗っている人の顔が見えるように立つと安心できるね。すぐにボタンが押せる場所だとベスト。
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× 外を向いて立つ
外を向いていると、後ろにいる人の動きが見えません。もしものときを考えて、中を向いて乗ってね。
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「知らない人に声かけられちゃった!」
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○ お母さん(お父さん)がいいといわないとダメ
知らない人に声をかけられたらすぐに返事はしないように。まずはお母さんやお父さんなどに聞いてみることが一番大事ですよ。
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× 持ってあげる
公園のトイレはだれにも見られないから注意して、こわくなさそうな人でも、荷物を持ってあげたり、ついていったらだめ。
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「遊ぶならどんな公園?」
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○ 外からよく見える公園
ブランコやすべり台、すな場など遊べるものが多くて、いっぱいお友達がいる公園がいいね。大人もたくさんいるから安心だよ。
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× 外から見えない公園
いつでも自由に遊べる公園がほしいですよね。でも公園ぞいに車がとまっていたり、人から見られないのはとっても危険!人通りの多い公園を選ぼう。
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子どもの安全のための約束ごとです。声に出して読んで守って! 「いかのおすし」のおやくそく
あそんでいるときに、しらないおじさんがきて「ケーキをかってあげるから、いっしょにおいで」とやさしくはなしかけてきました。ケーキたべたいねぁ、とおもったおともだちはいませんか?しらないひとにはついていかないように、「やくそく」をしましょう。
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「しらないひとについていかない」の「いか」。
「おかしやおもちゃをかってあげる」といわれても、ぜったいについていってはいけません。
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「しらないひとのくるまにのらない」の「の」。
「おかあさんにたのまれた」といわれても、しらないひとのくるまにぜったいにのってはいけません。
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「たすけて〜とおおきなこえをだす」の「お」。
こわいひとやいやなことをするひとにあったら、「たすけて〜」とおおきなこえをだしましょう。
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「すぐににげる」の「す」。
もし、しらないひとにつれていかれそうになったり、からだをさわられそうになったときは、すぐににげましょう。おうちまでにげなくても、ちかくのいえににげてもいいですよ。
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「し」は、「しらせる」の「し」。
しらないひとにこえをかけられたり、つれていかれそうになったときは、おおきなこえで「たすけて〜」とさけび、ちかくのひとにしらせます。ちかくにひとがいないときには、いえにとびこんでだすけをよんでもらいましょう。
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パワーアップポイント こんなことも心がけよう。
- だれもいないような場所で遊ぶのはやめよう。
(へいのある駐車場や道から見えない駐車場など)
- 地元のおまつりやこども会の行事に参加して、みんなに顔をおぼえてもらおう。
- パトロール活動をするおじさんやおばさんと一緒に歩いて、危ないところを教えてもらおう。
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子どもや保護者とのコミュニケーションが予防策 学習塾 昴
「学習塾は大切な子どもさんを預かる仕事なので、子どもの安全には特に注意しなければならないと考えています」と話すのは昴の取締役教務部長毛利寿男さん。九州4県の受験ラサールなど4部門で幼稚園年長から高校生まで1万5000人が学びます。
毛利さんは、保護者や塾生とのきめ細かな連絡が、子どもの安全を守る効果につながっていると言います。
塾生の登下校の時刻をタイムカードで確認できる仕組みもそうですが、「欠席電話に意味がある」と強調。事前に欠席や遅刻の届がない場合、1時限が終わるまでに各教室から保護者へ「確認」の電話を行うもの。理由のない欠席や遅刻を防止する教育効果と同時に、不測の事態に、早めに対応できるわけです。「サボった子どもも(塾の)担任から親へ連絡が届くとなるとしっかりしてきます。担任は子どもの様子にいつも注意しながら指導し、少なくとも月3回は保護者と連絡を取り合うようにしています。」
毛利部長は「日ごろ几帳面な子どもが連絡もなく欠席したり遅刻するのはどこかおかしい。ちょっとした子どもの変化に気付くだけには、子どもや保護者の皆さんと『会話』ができていないといけませんね。」
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校区の子どもを守るため地域ぐるみで取り組む 東谷山校区青色パトロール隊
「最近、子どもが被害者になる事件が続発していますよね。町内会の集まりがあるたびに、これはどげんかせんといかんど! と話していたんですよ」と話すのは、東谷山に住む森園睦夫さん。そもそも東谷山地区は、あいご会など校区、町内会ごとの活動も盛んな地域。最初は、ひとつの町内会でパトロールを始める予定でいたのが、話を進めるうちに「うちも、うちも!」と手が挙がり、結果的には東谷山校区全体で取り組むことになったとか。
メンバーは自営業の人、サラリーマン、主婦など…職業も年齢もさまざま50人で編成され、毎週1回、青色回転灯付きの防犯パトロール車3台に隊員が分乗して、通学路などを巡回しています。「いま、学校の先生の協力でパトロール中に流すテープを作っています。」−ただいまパトロール中です。東谷山校区は安心・安全の町です。大人の手で子どもたちを守りましょう−こうした地域の活動は、住む人の安心感とともに、犯罪抑止にもつながるのです。
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