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(2007年4月7日 597号)
・ 「子どもを守りたい!」シンポジウム開催
(2007年2月17日 590号)
・ 地域の力が子どもを守る!
(2006年11月18日 579号)
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(2006年10月28日 576号)
・ 子どもを1人にしない安全対策
(2006年7月29日 563号)
・ 子どもにどう教える?知らない人とのコミュニケーション
(2006年6月3日 555号)
・ “地域を見守る目”が子どもを守る 〜あなたの街を再チェック〜
(2006年4月15日 549号)
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子どもを1人にしない安全対策

子どもが犠牲になる事件を背景に、「短時間でも1人にしない」という安全対策が、盛んに言われています。夏休みが始まったこの時季、子どもの安全の専門家に取材して、お母さんの悩みを一緒に考えました。

(リビングかごしま 2006年7月29日 563号)


8割以上が連れ去り・誘拐を警戒
一方で「1人にしないことは不可能」の声も

 アンケートによると、夏休みに子どもが遭う事件・事故として、80%以上の人が「連れ去り・誘拐」を警戒。これは交通事故と同程度の不安度です。
一方で、「短時間でも子どもを1人にしない」ことは「可能だし、そうしている」34・3%、「可能だが子どもが1人で行動することもある」34・5%、「現実的には不可能」31・2%と分かれる結果に。とくに「現実的に不可能」は、小学校高学年では44%を超えます。1人にしない方がいい、でも現実には、そうせざるをえない。悩めるお母さんのh迷いfを探ります。

※ リビング新聞のウエブサイト「えるこみ」上で、子どもを持つ女性を対象に、5月25〜29日に実施。722人の回答を集計
迷い
「きょうだいで生活パターンが違う。
すべての外出に付き添うのは無理」

 やむを得ず子どもを1人にしてしまう理由として、「子どもが3人もいたら、絶対に無理」(紫原・36歳)など、きょうだいの年齢、行動パターンの違いを挙げる人が多数。「学校や習い事も違うので、放課後子どもを1人にしないというのは難しい。極端な話、1人を迎えに行っている間に1人が被害に遭ったらどうしようと不安」(横浜市・41歳)。

1人で行動するシミュレーションを (伊藤さん)
 一緒に付き添えない場合は、事前に「知らない人に声をかけられたらどうする?」など、親子でよく話し合い、1人で行動するシミュレーションをして。友達と行動をともにさせたり、人目のない場所、時間帯についても確認して。

地域のサービスなどを利用しても (横矢さん)
 1人で行動するときの練習をし、出来る限りの対策をしてください。あとは、友人同士でやりくりしたり、地域の子どもを預かるサービスなどを利用して乗り切るなどしては。
  
回答者

伊藤好子さん
プロがガイドするウェブ「オールアバウト」の「子供の安全・防犯」ガイド。防犯設備士。日本市民安全学会理事。
http://superlady.jp/
伊藤好子さん
横矢真理さん
子どもの危険回避研究所所長。著書「犯罪の危険から子どもを守る」(学習研究社)ほか。
http://www.kiken-kaihi.org/



迷い
「親が付き添うことで、
自立の妨げになりそう」

 もっとも頭の痛い状況がうかがえたのが、子どもの自立心との兼ね合いです。「中学生にもなって1人で行動できない人間になって欲しくない」(長田町・46歳)、「いつも親付き大人付きでは、子どもの経験も限られてしまうし、自立する気持ちも芽生えないのでは」(目黒区・38歳)。

お母さん自身が知識と自信を持って (伊藤さん)
 自己主張や体力が未熟な小学校低学年くらいまでは、付き添いが自立の妨げになるとは思いません。ただし、一緒にいても子どもの不安をあおるだけでは、それは成長の妨げに。お母さん自身が防犯の知識を持って、自信を持つようにして。

危機管理能力を持つ=自立と考えます (横矢さん)
 例えばアメリカでは12歳以下の子どもへの付き添いが義務づけられていますが、アメリカの子どもが自立心に欠ける、ということはないと思いませんか? それよりも危機管理能力を持つ=自立するということだと考えます。親子でこうした能力を身に付けることを目指して。

迷い
「何歳になったら
1人で行動させても大丈夫?」

 「何歳から子どもだけで行動させても大丈夫?」という疑問も多くありました。背景には、「先が見えない気がする」(横浜市・32歳)、「自分が子どものときとは環境が違い戸惑ってしまう」(伊敷台・41歳)など、ここまでやれば大丈夫というラインが見えない辛さがありました。

「イヤだ」と大きな声で言えるまで (伊藤さん)
 保護者の判断によりますが、ひとつの目安として、万が一の場合、その子が「イヤだ」「助けて」と大きな声で言えて、即座に逃げられる足腰や体力、俊敏さがあるかどうかが最低基準と考えます。

積み重ねで必ず安全度はアップ (横矢さん)
 その子の年齢や個性、環境、保護者の考えによるのでは。でも、むやみに心配しないで。犯罪が起こりやすい場所、起こりうる危険を考え、対策を話し合う。小さなことを積み重ねれば、必ず安全度はアップし、子どもも1人で行動する自信がつきます。


迷い
「家庭だけでは子どもを守りきれない」

 「地域の人の目があれば、子ども1人になっても安全だと思う」(谷山中央・46歳)、「今の子どもたちは塾とか習い事も多く、親がすべてをカバーするのはとても大変。地域全体の協力があれば」(町田市・42歳)。
お母さんだけでは難しい部分へ、地域のサポートが求められています。各地では、ボランティアによるパトロール活動、登下校時の「見守り運動」「あいさつ運動」が活発化しています。ボランティアの人たちへのあいさつやお礼の言葉は忘れたくないですね。


地域を守る力は、地域のつながりが大切。
今では子どもたちもわかって手を振ってくれます


藤田隊長(左)と、城南あんぜんパトロール隊の隊員
   「学校から帰るときは、友だちと一緒になって、まっすぐ家に帰りましょう│」と、拡声マイクで呼び掛けながら、青色回転灯を付けたパトロール車で巡回している「城南あんぜんパトロール隊」。城南小学校や松原小学校の児童下校の時間帯、交通量の多い城南通りから国道225号、パース通り沿いなどをパトロールしています。
 昨年10月に施行された鹿児島市の「安心安全まちづくり条例」から、地域の子どもや高齢者などの安全を確保するために、交通安全支部の役員、地域安全モニター、町内会長など、現在29人の隊員が自主的活動を行っています。
パトロール隊長で新屋敷町内会長の藤田正男さん(写真左・75歳)は、「昼は児童下校時の安全と、夜間は犯罪や事故を防ぐことを目的に、週に2回4人1組で活動しています。今では子どもたちも分かってくれて笑顔であいさつ。手を振ってくれたり、地域の人たちも声をかけてくれたり、とても励みになっています。天文館も近く交通量の多い地域ですが、住民の防犯の意識も確実に高まっていると実感しています」と、地域のつながりの大切さを話しています。

「城南あんぜんパトロール隊」は鹿児島市の城南交番管内9町内会(新屋敷町、城南町、甲突町、南林寺町、錦江町)をグリーンのジャケットに黄色の帽子をかぶってパトロール。子どもやお母さんたちの「いつもありがとう!」の声が聞こえます


↑13歳未満の犯罪被害件数は、平成12年が506件、平成13年が434件、平成14年が395件、平成15年344件、平成16年が338件
  子どもの犯罪被害件数は減少傾向とはいえ、
一人一人が犯罪の抑止の意識を

鹿児島県警察本部生活安全部 警部補・吉永充宏さん
子どもの安全をめぐる状況は悪化しているように見えますが、鹿児島県内の地域の防犯に対する意識は年々高まってきていて、13歳未満の子どもたちが被害者になった刑法犯認知事件の総数は減少傾向にあります(グラフ)。
 平成16年を見ると、13歳未満の犯罪被害件数のうち、92.3%は窃盗(うち85%が自転車の窃盗)、強制わいせつ3.0%、傷害0.9%、殺人0.3%、その他(横領・損壊など)3.5%。
 しかし、全体から見て減少傾向にあるといっても、犯罪の前兆と思われる疑わしい事案は急激に増加しています。
県内のボランティアは6月末現在345団体、鹿児島市内は87団体が自主的に活動していますが、地域の一人一人が犯罪の抑止の意識を高めて、安全な鹿児島の街づくりを実現してほしいと思います。


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